明日飲み会で使える!…かもしれない福井県の地名のお話
これこそなんの意味もないブログな気もするけど、ここ何日か福井市に出没してとっても気になった地名の話をします。
どこの地域にも変わった地名はありますが、福井市の地名にも気になるものがかなりあるんですよね。
というわけで、今回は福井市やその周辺で出会った不思議な地名、人名についていろいろ調べてみたいと思います。
越前花堂
北陸本線に乗っていると、鯖江〜福井の間に越前花堂という駅があります。
そして、福井市内にも花堂という地名があります。
これ、普通なら「えちぜんはなどう」だと思いますよね。
違うんですよ!!!
出典:駅wiki
正解は「えちぜんはなんどう」!
花堂でなんではなんどうなんだ。
流行りのDQNネームとかキラキラネーム的なやつなのかともやもやもやもやしてたんですよね。
で、今回調べてみましたよ、その由来を。
昔、この辺りは罪人の首切り場で、供養のための花のお堂から花堂という地名になったとか。
…ということはわかったんですが、どうしてはなんどうと読むかは結局分からず。
訛りがそのまま地名になったのか、言いやすくするためにわざとしたのか。
わかりません!
地元の方にも聞きましたが、知らないとのお答えでした。
ちなみに越前花堂駅を起点とする越美北線には、「越前」と名前のつく駅が他に8駅あるのに対して、福井県内の北陸本線の駅には越前花堂駅しかないとか。
こんな情報で許してください。
開発
福井市内には開発という地名があります。
なんとなく、研究都市みたいなかっこいいイメージなんですが、なんとこれも「かいはつ」とは読みません。
福井市の地名難読すぎる!
正解は「かいほつ」。
由来は原野、湿地帯などを新田開発したことからだそうです。
やっぱり、どうして「かいはつ」と読まないのかはわからなかったのですが、富山県富山市にも同じ「かいほつ」町があるそうです。
今日のブログ、今のところ何の答えも出てない…。
話題の五郎丸
ラグビーで今話題の五郎丸選手のお陰で、五郎丸という地名も注目されていますが、鯖江にも五郎丸町はあるんです。
しかも私たちの家のすぐそば!
全国の五郎丸さんの苗字の由来は、現福岡県北部、かつての筑前国那珂郡五郎丸に由来するそうで、珍しい苗字ですが、全国には990人もの五郎丸さんがいて、その半分以上が福岡県に集中しているそうです。
五郎丸という地名は結構多いみたいですね。
そして最近ビックリしたことが、なんとお隣の越前市には四郎丸という地名があること。
出典:鳥瞰ニュース
それに私が驚いていると、さらにさらに福井市には三郎丸、あわら市には次郎丸、坂井市には太郎丸があるんだよと地元の方に教えてもらいました。
残念ながら一郎丸は福井県内にはないみたいです。
では、その気になる由来はなんなのかというと、「丸」というのは開拓地を表していたそうです。
つまり、次郎さんが開拓した土地が次郎丸、五郎さんが開拓した土地は五郎丸というみたいです。
地名の由来って、調べてみると結構面白いですね。
たなかさん
ここからは人名について!
今日とってもめずらしいたなかさんに出会いました。
たなかさんといったら田中さん。
珍しくもなんともないですが、今日出会ったたなかさんは、なんと「他中さん」!!
日本全国に腐る程田中さんはいますが、他中さんってとっても珍しいですよね。
気になって聞いてみると、福井県にしか存在しない苗字だそうで、6軒ほど、人数は20〜30人ほどしか存在しないそうなんです。
もちろん、元をたどればみなさん親戚だそうで。
田中さんと語源は同じそうですが、発祥は現福井県の越前と言われています。
馴染み深いたなかさんですが、こんなに珍しいたなかさんがいるとは驚きでした。
おまけに江戸さん
いつもしょうもないブログを書いている私、江戸しおりですが、江戸って名字、かなり珍しいよね!もちろん東京出身だよね?
とよく言われるのですが、残念ながら千葉県出身です。
この江戸という名字、発祥は和歌山県とも、現東京都、埼玉県広域、神奈川県北部である武蔵江戸とも、現茨城県である常陸国那珂郡江戸村とも言われています。
そして私の地元ではそこまで珍しい名字ではありません。
というよりも、町内や同じ学校内に江戸さんは結構いて、全国にも3,900人ほどいるそうです。
ちなみにあのエドハルミさんと同じ高校出身だったりします笑
で、あまりにも珍しいと言われまくるので、やっぱり気になるじゃないですか。
調べたんですよ、どこの都道府県にどれだけの江戸さんがいるのか。
最も多いのは北海道で79軒、青森県、茨城県に69軒、福井県に49軒と続きます。
が、総軒数当たりの江戸さんの割合で見ると、福井県は195,001軒に49軒、つまり3980軒に1軒。
北海道は1,185,133軒に79軒で15,002軒に1軒の割合。
他の県も計算してみましたが、総件数当たりの江戸さんの割合は福井県が全国でダントツ1位!
なんだか、帰るべき場所に帰ってきた感じ…。
試しにこの前もらった住宅地図を見たところ、江戸さん発見!
なんかとっても嬉しくなっちゃいました。
ただ、福井県内で江戸さんが圧倒的に多いのは若狭町。
私も海沿い出身で、和歌山の漁師さんが渡ってきて江戸さんという苗字が広まったと聞いていたので、海沿いということが関係あるのかな…。
そんな感じで、だいたいのことが解決しない本日のブログでしたが、気になる情報をお持ちの方はコメントお待ちしております。
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「開発」は古来は「かいほつ」と読み、
仏性を獲得する(悟りを開く的な)ことを意味している仏教用語なのだそうです。
古来からの読みが残ってるんだね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%96%8B%E7%99%BA
ちなみに富山県の方には「開発(かいほつ)」という苗字もいるようです。
なんで発を「ホツ」と読むかって、
漢音、呉音で発は「ホツ」と読む、日本に「発」の字が入ってきた時点ではそもそも「ホツ」と読んでいたみたいね。
発端、発足とか、ホツ読みだもんな
ゆるい森様
コメントありがとうございます!
いつもブログ見ていただいてありがとうございます(*^^*)
発足、発端..,
確かに、ほつと読む漢字ありますね!
さすが!
初めまして。地元福井県民です。外からの目線で知る福井も意外な発見があって面白いですね。
ちなみに難読地名は嶺南地方にはたくさんあります。無悪、塩坂越、愛発、日向など。読み方はまた調べたみて下さいねー。
さばんば様
コメントありがとうございます。
ゆるい移住メンバーの中には、参加したからには何かしたい。
鯖江に興味を持ってもらいたいという人もたくさんいるんです。
そんな時、外から見た鯖江、中から見た鯖江、どちらが心に刺さるのか
なんて議論したりしているんですが、
私は結構外から派なので、外から見た福井、鯖江を地元の方にも楽しんでもらえるようなブログにしたいなと思っています。
全然読み方わからないですね!
今回の記事に関して、難読地名をたくさん教えてもらったので、そのうちまとめて記事にしてみたいと思います。
ありがとうございます!!!
福井市には 海岸線に 左右(そう)の地名あり これ難読地名 福井県立大学の近くで 熊堂(くまんどう)もあり 名称の後ろに堂で。。。。んどう はありかも GG (爺い)
GG様
コメントありがとうございます!
左右でそうは全く読めませんね。
んどう、他にもあるんですね。徐々になまってそうなったのでしょうか。
江戸さん、若狭に多いようですが、福井にもいらっしゃるのですね!
PS 江戸さんは私もひとり存じています 福井市の江端町(えばた)に確かお住まいでした もう20年以上前ですが