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勝手に特別対談vol.1 森一貴×天谷晴樹「鯖江と愛と。」(前編)

勝手に特別対談vol.1 森一貴×天谷晴樹「鯖江と愛と。」(前編)


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後編はコチラ

ついに対談ですね。
天谷 こんなゆるい写真でいいわけ。笑 で、この対談はなんなの?
この対談は、やっぱブログもなんでも多様性って大事だよね!(俺もブログ書きたい!)ということで創設された独自企画です。
なんか、ゆるい移住に関わるひとたちの、もっと中の声を届けていけたらなと思い。
とりあえず、一番手近にいた天谷さんをターゲットにしてみました。
天谷 まあ、いい試みだと思う。多様性があった方がおもしろいしね。
あざっす。

 

ゆる移メンバーって、「なにもない」をハードルだと思わない人たちなのかもしれない。

改めて、今日はよろしくお願いします。さて、もう聞かれ飽きてるかもしれないけど、いつもの質問から始めてみます。
天谷さんは、なんでゆるい移住に参加したんですか?
天谷 はい、よろしく。
そもそも、俺は東京で働いてたんだけど、東京の暮らしが嫌になって、しばらく札幌の実家に戻って仕事をしてた。IT系で、場所にこだわらず仕事ができたからね。そんな時、田舎へ旅行してたら、その雰囲気になんかビビっときて。田舎で暮らすって実際どうなんだろう?と検索して「ゆるい移住」に辿り着いた。
ゆるい移住の部屋からの景色

ゆるい移住の部屋からの景色

「田舎」に惹かれたってことは、札幌の都会生活がイヤだったってこと?
天谷 このゆるい移住が、なにかの不満への解決策だとは思ってないなあ。
移住理由、いろんな取材で聞かれては「刺激が欲しくて」とか「実家から出てみたくて」とか、いろいろ答えてきたけど、実はしっくりきてないんだよね。
最近は全部、後付けだったのかもっていう気がしてる。特別な理由なんてなくって、あえて説明するなら「移住を断る理由がなかった」というか。
え、どういうこと?断る理由がなかった?
天谷 なんだろう。平行移動というか、ネガティブな要素が一切なかったというか。
あー、わかったかも!
天谷さんって、もともと家賃もないし、どこでも仕事できるしって意味では、生活の状況自体は、札幌でも、鯖江にいても変わらないんだよね。
どこを選んでもいいなら、おもしろそうな方がいいじゃん、なら移住してみるか、って感じ?
天谷 そうそう。
その平行移動っていうキーワードは、すごくしっくりくる。
そうだなあ、そこっておもしろいポイントだなと思っていて。僕らにとっては、移住のハードルって全くなかったけれど、人によってはゆるい移住に参加するハードルってすごい高いんじゃないか、と思ってます。
いわゆる体験移住だったら、普通は家や家具、仕事、人、なんでも揃っている。
一方、ゆるい移住は「家賃無料」以外、ホントに何もないわけじゃないですか。鯖江に来たらあとはご自由にっていう。
でも、「何をすべきか」、「誰と話すべきか」が決まってない状態って、実はすっごいフワフワして落ち着かない。そこから自分で決めなきゃいけないって、割と不安だし、しんどいんだよね。

そういう意味では、ゆるい移住メンバーって、「なにもない」をハードルだと思わない人たちなのかもしれない。
むしろ、「なにもない!?おもしろいじゃん!」って思える人たちが集まったんだろうなと思う。

天谷 そうだね、何もハードルだと思っていなかった。
そして、逆に言えば何も期待していなかったかもしれない。
普通の体験移住の人たちと比べて、俺は移住に際して「こうしてくれたらいいなあ」「こうしてみたいなあ」っていう期待はいい意味で持っていなかったと思う。
だからこそ、家具を用意してくれたとかっていう出来事に、余計にありがたみを感じるのかもしれないですね。
天谷 そうだよね。はじめから「家具は用意しとくよ、中古ですけど」と言われていたら、実際目にして「あー、こんな古いのか」ってなっちゃうけど。
俺らは「なにもない」から始まってるから、家具をもらえたって事実だけですごい嬉しかったもんね。

 

ゆるい移住に参加するためにしたことって「あの応募フォームに打ち込んだだけ」じゃん。

鯖江に住み始めて二ヶ月と少しが経ちましたが、天谷さん自身には、どんな変化があったと感じてますか?
天谷 うーん、なんだろう。ゆるい移住を始めて、「まちづくり」って言葉に身構えなくなったかもしれない。
あ、それわかるかも。「ゆるいもんなんだ」って気がしてきたよね。
天谷 そう。背伸びしてデカいことを言わなくても、好きなようにやってれば大丈夫だなって思うんだよね。

例えば、俺は二ヶ月間鯖江に住んでみて、できればこのゆるい移住を続けてみたいと思ってる。それで、シェアハウスでもできないかと思っている。
でも、そこで「シェアハウスを一万軒つくるんだ!俺はまちづくりをやるんだ!」じゃなくて「俺、ゆるい移住続けたいんだよね。まずは3人で住む、くらいからやってみようかなあ」っていう。
全然実現不可能なことは言っていなくて、口から出てくる言葉が、すごく地に足がついているなと思う。

そうか。「まちづくりに身構えなくなってきた」って、ゆるい移住やJK課ゆるパブを含めた活動と、思想の流れは同じかもしれないね。
ゆるい移住も、JK課も、「まちをつくらなきゃ!」っていう場じゃない。
ゆるい場だからこそ、自然体のままの、地に足がついた言葉や行動が生まれてくる。
それがいつのまにか、結果としてまちづくりになってる、というか。
JK課とゴミ拾い

JK課とゴミ拾い

天谷 そうそう。競争じゃないし、見栄を張ってないんだよね。
これまでの生活って、社長やってます、遠距離で仕事してます、っていう、肩書で話している感じが、気が張っていて辛かった。
すごいね!立派だね!っていわれて「いやいやそんなんじゃないから!おろしておろして!」って感じ。笑だから、ゆるい移住が始まった当初は、あえてできるだけニートっぽさを出そうとしてた。
でも、今は自然体でいられる。
この状態だと変なことって言いやすいし、変なこと言い出す人がたくさんいた方が、絶対おもしろいよね。笑
そういえば、天谷さんって、移住当初は「ゆるい移住続けたい」とか言ってなかったよね。
ましてや、天谷さんの口からシェアハウスやるなんて言葉が出てくるとは思わなかった。
なんでそんな風に思ったんですか?
天谷 「お金がかかってない」ことに気づいたからかなあ。
実家暮らしでもお金はかからなかったと思うんだけど、その違いってなんなんだろう。
天谷 札幌にいた時は後ろめたかったんだよね。
実家にいるって、都会の一般的な流れ、一人暮らしして、世帯持って、子ども作って…という流れからしたら、すこし不自然じゃん。
確かにお金はかからないんだけど、特別な状態だったってことですかね。
天谷 そう。ある意味、参加のハードルが高いというか。
一方で、ゆるい移住に参加するためにしたことって「あの応募フォームに打ち込んだだけ」じゃん。参加のハードルはすごく低いんだよね。
みんなに「ゆるい移住楽しそうだね」って言われるんだけど、応募してたらあんたも来れたんだよ、っていう。
そこに、実家暮らしとは大きな違いがあるわけ。その「誰でも気軽に、お金もかからず、かつ楽しい状態になれる」しくみがおもしろいなって。それを続けられないかなあと思って、シェアハウスやってみようかなあって思ったんだよね。
なるほど、そういうことだったんだ!えー、早くやろうよ、ゆるいシェアハウス。笑

後編へ続く。
移住者の勝手なブログもよろしく!
> 天谷晴樹 「F県S市のゆるいアレ。」
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山形県新庄市出身、2014年東京大学教養学部卒。アビームコンサルティング株式会社にて1年半勤めたのち、鯖江市にて市民(現職)。現在、鯖江・河和田のクリエイティブ集団「TSUGI」にてお手伝い中。来春より教育関係の職場で働きます。

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