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大人の社会科見学第二弾! 〜宮垣農産さんで農業に触れてみた〜

大人の社会科見学第二弾! 〜宮垣農産さんで農業に触れてみた〜

大人の社会科見学第二弾! 〜宮垣農産さんで農業に触れてみた〜


大人の社会科見学第二弾! 〜神戸の地域活性化についての一考察〜の続きです。

丹波ツアーの概要、全体を通して感じたことのまとめが終わったので、やっと丹波ツアーの細かいところを書いていきたいと思います。

 

 株式会社 ご近所

 

丹波では、移住者や農業、まちづくりに関連した団体やお店を12ヶ所ほどまわったんですが、2日間現地のガイドの方がついてくれました。

ガイドを担当してくれたのは、株式会社 ご近所のみなさん。

 

株式会社ご近所とはデザインの力で世界を幸せにすることをテーマに、地域の情報を都市に発信する取り組みを行っています。

都市の人が求める情報がわかる人=都市の感覚がわかる人

ということで、移住者ばかりで運営されています。

また、イベント企画や今回のような団体向けのオペレーション、地域商品を都市に売り込むなど、都市と丹波をつなごうと様々な取り組みをしています。

事務所はコワーキングスペースにもなっているらしく、とってもきれいな空間でした。

私もここで仕事したい…。

 

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真ん中が社長の小橋さん。

小橋さんが丹波で幅広いネットワークを持っているから、他の移住者も丹波のコミュニティに入っていきやすいって言っていました。

やっぱり、つなげる役の人が1人いると全然違いますよね。

 

2日間(株)ご近所の方と接してみて、また繋がりができたのですが、鯖江の共通の知り合いが多すぎてびっくり!

共通の知り合いが多いとさらに親近感が湧くし、鯖江に来てもらうきっかけになりそう。

今回仲良くなった方たちには鯖江でまた会いたいなって思います。

私も丹波気に入ったので、また行きたいですが。

 

 宮垣農産

 

というわけで、やっと視察レポート!

まず始めに行ったのは宮垣農産さん。

 

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宮垣農産さんは農薬を使わない有機農業をされているのですが、管理されている農地面積はなんと甲子園球場21個分。

なんで甲子園球場で例えるんだろう…笑

みんなどれくらいの大きさかいまいちピンときていなかったですが、とりあえず、ありえないくらいでかい!

しかも、その広大な敷地を家族4人、繁忙期でもプラスアルバイト1人で管理しているんです。

そんなことが可能とか、驚き!

有機農業ってただでさえ手がかかるのに、これだけの大規模農家が有機農業をしていること自体がありえないことらしいです。

さらに、この甲子園球場21個分の広大な農地は1箇所に固まっているわけではなく、あちこちに点在しているんです。

もう話を聞いているだけで目が回りそう。

どうしてそうなってしまったかというと、やっぱり今の時代、農業に携わる人口が様々な理由で減っていて、耕作放棄地はどんどん増えているそうです。

そこで、宮垣さんに放棄地の管理のお願いが来て、こんなことになっているそうです。

無農薬って虫が湧いたりなんだりと悪いイメージもあったりして、同業者から叩かれたりしてなかなか難しいって話もたまに聞いたりしますが、宮垣さんも例外ではなかったらしく、初めの頃は苦労も多かったようです。

それでもこんなに大きな土地で有機栽培を成功させているってすごいことだし、今後こういった農家さんが増えていくといいですよね。

 

今回の宮垣農産さんの見学では、息子さんとお父さんからお話を伺いました。

息子さんからは宮垣農産さんの普段の仕事の流れ等を伺いました。

もちろん鯖江にも田んぼや畑があるんですが、鯖江ってメガネ、漆器、繊維、ITの産業が目立ちすぎていて、農業って全くと言っていいほど触れられないんですよね。

そういえばワークショップでは、高年大学の方に農業に関していろいろ言われたなーとか思い出しつつ、鯖江の問題点にも気づきました。

鯖江に移住してくる若い人、何をするかと言ったらものづくりなんです。

鯖江って人口増えてるよね、河和田(ものづくりがさかんな山間部の地名)には移住民がこんなにいて、みたいにすごいすごいって言われているけど、偏りが半端じゃないですよね。

鯖江はものづくりに特化しすぎてしまった結果、農業をやりに来る若者なんていないんです。

いたとして、話題にものぼらないんです。

これは結構深刻な問題だと思うな。

まあその問題は追い追い考えていくとして、そんな鯖江にいる私だから、農業に関して何かを調べることなんてなかったんですよね。

なので、今回農家の方のIターンへの率直な意見を聞くことができて、とても刺激になりました。

 

息子さんからのお話で農業についての知識がちょっとだけ増えてすっごく嬉しくなったあとは、お父さんのお話を伺いました。

60〜70代くらい?

ITってなんや!わしらは経験と勘で仕事してるんや!

とか言われるのかと思ったら、超柔軟な考えを持っている方で、感動が止まらなかった!

40代、50代でガラケーしか使えない!LINEって何?と言っているしおりんパパママに聞かせてあげたかった笑

 

自分はITとかよくわからないけど、プロの皆さんのお力をお借りして、ITと農業をこんな風に結びつけて便利にしてほしい!というご要望が幾つかあったので書いておきます。

 

・農地の情報をデータ化

今は目で農地の状態を見て判断しているけど、その情報をしっかり記録して、後々見返せるようにしたい。

失敗例や育成状態を写真で管理すれば、初心者でも比較的作業がしやすくなるのでは?

作業日誌のようなものも連動させたい。

耕地面積が広く、点在しているのでマップと連動させるとさらにわかりやすいかも。

 

・有機農業を数値化したい

堆肥のバランスを科学的数値で表現できれば、新規就農で知識がない人でも肥料設計ができるようになる。

 

・耕作放棄地情報

もう農業ができないから農地を放棄しますという情報と、新規就農などで農地を探している人の情報がマッチング出来るサイトやアプリがあれば、もっとスムーズに無駄なく耕作放棄地を減らすことができる。

 

ざっとこんな感じのご意見がありました。

素人意見だけど、どれも実現できそうなので、パソコンが苦手な年配の方でもわかりやすいようなシステムができたらいいなと思いました。

宮垣さんも、パソコンは全然ダメだからーと言いつつ、スマホは使っているんですよね。

なんと、農業に使うトラクターのような大型の道具もヤフオクで落札したりするらしい。

ガラケーだと写真が見づらいけど、スマホなら拡大できるでしょと嬉しそうに話していた宮垣さんの姿が印象的でした。

ITとかよくわからないなーっていう年配の方って、IT=パソコンってイメージが強くてとっつきにくく思っている気がする。

けど、みんなスマホをガンガン使っているから、いつも使っているスマホでも簡単に新しいシステムを使えるようになるんだよってとこをわかってもらったら、もっと親しみやすくなるんじゃないかなって気がしました。

 

あとは、これらのお話を聞いていると、新規就農を受け入れようとする姿勢をたくさん感じたなあ。

田舎ってよそ者を受け付けない雰囲気がある場所も多いけど、少なくとも宮垣さんは新規就農に対してとっても前向きな考えをお持ちでした。

経験と知識によって行われていた農業を、数値化、データ化することで、素人さんでも農業が始めやすいから、そんな人たちのためのシステムを作って欲しいとか。

さらに宮垣農産さんでは実際に新規就農者への指導も行っているそうで、世代間交流も積極的にはかっているそうです。

お米は初期投資が大きいので、比較的簡単に始めやすい野菜の栽培を勧めたりもしているそう。

 

新しく農業をやってくれる人の重要性をしっかり理解していて、技術も知識もどんどん伝えたいというお気持ちがすっごく素敵だと思いました。

こういう農家さんがいるんだよってことがたくさん広まれば、もっと田舎で農業をするハードルが下がるんじゃないかなとも思ったり。

 

最後に心に残ったお言葉をひとつ。

「田んぼがキャンバス!」

 

田んぼを見たら経営状態など、いろいろなことがわかってしまうんだよっていう宮垣さんのお言葉、深かったなあ。

 

最後に宮垣農産さんで育てている人参をいただきました。

とっても糖度が高くて、柿のような味!

お土産でこの人参を使ったジュースを頂いたり、とっても楽しい見学になりました。

 

宮垣農産

 

こんな風に、ITでここを便利にして欲しい!っていう要望を出してくれると、具体的に形にしやすいですよね。

いいシステムができて、より効率的な農業ができるようになっていったらいいですよね。

 

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続きはこちら

 

 

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ものを書くことをお仕事にしているんだけど、ゆるブロを書くことの方が楽しくなっちゃって仕事より真剣。 実は夏までパティシエだった謎の23歳。 最近の野望は、「ゆるブロのしおりん」の名を鯖江中に轟かせること!

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